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明智軍記に書かれてるのかどうかまでは未確認だけど、この世に出てる帰蝶さんに関連する作品(購買品、個人サイトによる同人誌、あるいは妄想)の『全て』が、光秀恋人(実情では双方仄かな恋心に留まってる)なんだけど、よーく考えたらそれってデタラメなんじゃないの?!
と、今さっき、ふと腹が立って来た
随分前にも書いたんですが、光秀の出生って1528年なんですよね
確定じゃないけど、織田家臣の中でもやっぱり「信長より5~8つ年上」って言われてたから、帰蝶よりもずっと年上なんですよね、実際
で、光秀には妻木煕子さんと言う賢い奥さんが付いていたので、彼女が存命中は一人の側室も置いてなかった(らしい。けど、子供の数を見たらそうでもなさそう)と言うのが定説なほどおしどり夫婦なんですが、このお二人が婚約したのが1545年だそうで、帰蝶さんが定説どおり1535生まれならその当時で10歳、光秀(1528年生まれの計算で)17歳
一説では煕子さんは継室(後妻)らしいので、そうなると光秀はそれ以前にも奥さんが居たと言うことで、『帰蝶×光秀=お互い仄かな恋心』って絶対ありえない図式ですよね
それと、明智軍記の冒頭に道三は義龍の娘を自分の養女にして信長に嫁がせた」ってあるんですけど(これは現代語訳したサイトで確認済み)、義龍が1527年生まれなのに、どうやって子供作るの?
いや、帰蝶が嫁に行った年(1549年)には18だから、子供は居るだろうけど嫁に出せる年なのか?
それと、一般サイトを見てると二人が結婚した年がなんだか全部って感じで1548年になってるんですが
1548年の2月(当時では3月の計算になる)に帰蝶は尾張に嫁いだ、と
無理でしょう?
そもそも信秀が美濃を攻めたのは、尾張に逃げ込んだ土岐頼芸の救援ではあるけれど、信秀だけが乗り込んだわけじゃない
越前の朝倉孝景と「一緒に美濃、攻めね?」って同盟組んでるんですよね
それで上下で挟み撃ちって形で大垣城(斎藤の支城)を落としてるんですが、その片翼を担ってた朝倉孝景が1548年の3/22に亡くなったので、道三は一気に押し返して信秀から大垣城を奪還してるんです
1548年の3月(旧暦)に帰蝶が尾張に嫁に行ってるんだったら、大垣城を信秀から奪い返すと言う行動など、起きるはずがない
普通に(道)「返して」、(信)「いいよ」って関係のはずですよ
そもそも『帰蝶1548年三月嫁入り』の元ネタは『信長公記』のようですが、わたしも実際読みましたが、どうも「この秋 平手政秀(「平手中務丞」)、「清洲おとな衆」の坂井大膳・坂井甚介・河尻与一らと和睦交渉を行うも不調に終わる。〔『信長公記』首巻〕」(1547年11月20日のこと)をそのまま現訳してるようです
つまり牛一が書きたかったのは、「平手殿ほどの人でも、道三の調略は失敗した。しかしこの平手殿、その後道三を口説き落として娘を信長の嫁にもらうことに成功した」と書いてあるのを、回顧風とは想わずリアルタイムのことだと想ってるようですね
牛一の書き方は現代にも通じるところがあって、例えば信長が生まれた日のことを書いていたとして、同じところにその後この信長が尾張を統一するのであった。と言う、ちょっと混濁を起しかねない書き方を好むんです
それを理解できてないまま現代語訳にしちゃったから、一般に帰蝶の嫁入りが1548年になっちゃってるんですね
一年早いっつーの
1548年が輿入れだったら、織田軍と斎藤軍が火花散らしてる間を潜り抜けて嫁に行ったのか?
駆け落ちじゃねーんだぞ
てゆうか、これを書いてるのって小学館発行の本なんだけどね
たまに一般サイトでも間違えてるとこがあるくらいだから
いや、そんなことよりも!肝心なのは何処をどう解釈したら『帰蝶×光秀=お互い仄かな恋心』てことになるのか、ほんと、教えて欲しい
コミックサイト(一般人が主催)でも当然のように光秀が出て来るんだけど、光秀が住んでたのが可児郡の長山明智城、帰蝶の住んでたのが井口稲葉山城(鷺山城は道三の隠居屋敷で帰蝶は住んでない)
普通に遠いよ
明智の若がちょこちょこ来れる距離じゃないよ
帰蝶の居た稲葉山城は西美濃
光秀の居た明智城は東美濃
岐阜市と可児市を地図で見たらわかるけど、ほんと、当時の状況考えたら遠いって
『幼馴染み』と呼び合えるような距離じゃねーって、普通に
一人の憶測が一人歩きして、とんでもない話が定説になっちゃったんでしょうかね
どうせ犯人は信雄の末裔だろう!(ぷんすかぷん
わたしの頭では、光秀と帰蝶は道三が土岐や織田と戦った時ぐらいでしか、顔を合わせてないと想うんです
朝倉孝景の死により朝倉・織田同盟は崩れ、大垣城も取り返されてにっちもさっちも行かなくなった信秀は「そうだ、嫁さんもらおう」て道三に婚姻を申し込みますが、それが失敗
で、翌年の1548年になってようやく婚約に持ち込んで、1549年の春に帰蝶の輿入れです
その間にも光秀にも子供は生まれてるでしょうから(娘が多いんだよね、光秀は)、『帰蝶&光秀』は先ずないです

帰蝶は信長の妻になったこと自体は幸せかも知れない
信長は決して妻を利用したりはしなかったから
秀吉は妻を利用して天下を取った
家康は妻を利用して善人(被害者)の仮面を被った
でも信長は、妻に対して実家の斎藤の名を利用したり、妻そのものを利用したことは一度もない
家康と築山殿の夫婦関係を見てると、政略結婚がどれだけ悲惨かよくわかる
築山殿が被害者なのだから
でも、信長と帰蝶は政略結婚だったかも知れないけど、良縁でもあったのかも知れない
信長は死んだ後もずっと妻を守っていたのだから
彼女のことが一切表に出ないのは、そう言った政局の面倒なことに巻き込まれないよう配慮していたのだと想う
当然、信長の死後は周囲の女性達(わたしが考えるにお鍋の方、養徳院などの、織田家で権力を握っていた女性達)が信長の代わりとなって彼女を守っていたんじゃないかと想う
政治利用される悲惨さは、築山殿や淀殿でも充分わかるとおり
それでもやはり利用されてしまい、それが従兄妹である光秀の筋や、織田の跡取りとなってしまった信雄(つまりどれも身内)によって、彼女の人生は滅茶苦茶に脚色されてしまった

ここで秀吉や家康が帰蝶を政治利用できなかった証明として、秀吉は自分が織田の構想を受け継ぐ名分に、信忠の長男を織田の後取りに仕立て上げた
しかし、それ以上に何故、信長未亡人である帰蝶を保護しなかったのか
帰蝶を手の内に入れておけば、自分に逆らう者、つまり邪魔なヤツは簡単に排除できる
これを実際にやったのが、徳川家康
家康は1615年(実際はそれより前)、秀吉未亡人お寧を保護することによって、大坂城(つまりは豊臣家)討伐の名分を手に入れた
「淀殿は正妻を大坂から追い出した逆賊である」てな風に
これが帰蝶に対しては両者、使えなかったってことなんだよね
秀吉は三法師を掌握して柴田ら親信長派を討伐した
家康は秀吉と小牧で争う時に掌握したのが信雄
どちらも織田の男ではあるけれど、『信長御台』を手中に収めた方が寄り明確に善悪がはっきりする
それすらできなかったってこった
だから明智家は精々、「信長御台斎藤帰蝶と明智光秀はただならぬ関係」って書くことによって、光秀の、信長征伐を正当化しちゃったわけだ
ばっかじゃなかろーか!
信長を悪人に仕立て上げて(まぁ実際善人ではないけれど)、信長御台とは浅からぬ関係なので、これは敵討ちである、みたいな
ぶっちゃけ、今でこそ光秀も「正義の人」みたいにされてるけど、実際光秀も評判悪かったみたいだし(やっぱり三成も評判悪かった。って結論と同じ)、同情する点はそれに巻き込まれた斎藤利三くらいなもんだなぁ・・・
想うんだけどね、帰蝶と利三が夫婦になってたら、斎藤家って断絶しなかったよな、って
そりゃまぁ、斎藤の家筋は義龍・龍興に移行しちゃったけど、龍興時代に利三が自分の手で斎藤家取り戻してるような気がするんだよね
それこそ「もしも本能寺の変がなかったら」並みのifだけど
で、話を戻しますが、何度考えてもやっぱり、『帰蝶♡光秀』はなかったもんだとしか結論が出ません
従兄妹って言う以外に接点が見付からないんだもん
それと、道三の死後明智城を追われた光秀が、どうやって越前の朝倉に身を寄せたのか
それから、何処のサイトだったか忘れたけど、龍興の妻が浅井家ってなってるんだけど、これ間違いだと想います
龍興の奥さんは知らないけど、龍興は近江には逃げてませんから
最初に伊勢に逃げて、次に越前に逃げてます
朝倉が親戚筋ってあるので、龍興の母親が近江の方ではないってのも証明になるのかな
よくわかんないけど
朝倉から義龍のとこに嫁に来た娘が見付からないので、なんとも言えません
帰蝶と光秀の話から随分広がっちゃったな、と、書きながら呆れてる自分がここに居る
なんだろう、わたしは確たる証拠、と言うよりも、この当時は兎に角『血筋』を大事にする時代だったので、血縁関係よりも先祖の方を重視して物事を見ています
例えば光秀の生まれた城が、可児の明智なのか恵那の明智(明知は旧名)かで二説あるようですが、わたしは可児の明智だと想います
と言うのも、可児の明智城の築城主が土岐で、恵那の明知の築城主は遠山だからです
光秀の生きた時代は勿論、遠山家はその後も存続してますので、光秀と明知城は無関係だと想います
その後、光秀は美濃には戻っておりません
明智城は廃城になってますし、明知城の方は遠山一族のものですから、その後信長が遠山を攻めた後は河尻、池田が代わる代わるに入ってますし、明知城は遠山一族に返還されてます

関係ない話なんですが、清洲大和守信友を調べていたら信長の叔父だって書いてる小学校のサイトがありまして、おかしいなと
それでその先祖なんかも調べていると、信長の祖父(信定)の代で父親がどっちかわからないと言う記述がありまして、それを遡って見ていました

清洲大和守織田信友→養父・織田達勝(斯波家家臣・尾張下四郡守護代・官位:大和守)
この先が不明
ですので、信長の父信秀を調べましたら父・織田信定とありまして、この信定さんに父親説が二人居ました
(一人目)織田敏定(大和守・尾張下四郡守護代)
(二人目)織田良信(弾正忠・役職なし)
信友がどこの家から来た養子なのかわかりませんが、信長との血縁関係は確認できず
そして信長の先祖が『弾正忠』良信なんだろうと
ややこしい話ですが、血縁・血脈を辿れば人間の系図ってのは案外単純です
それと、これを調べてる最中にわかったことですが、道三が受け継いだ斎藤家は妙椿系の斎藤です
この妙椿の家から織田家に嫁いだ娘さんがおりました
実際は養女で他家のお嬢さんなんですが、このお嬢さんが岩倉系織田敏広に嫁いでます
そして大和守織田敏定(上の信定の父親とされている一人)が伊勢守織田敏広・美濃守護代斎藤妙椿連合軍と戦ってました
1476年のことです
いやぁ、伊勢守と信長の織田家とは同じ氏族ではあるけれど、そんな昔から斎藤家と繋がってたんですねぇ
縁は奇なもの味なもの、です

今日は考えながら書いてたので、読みにくい内容になっていると想います
それでも今日もお付き合いくださり、ありがとうございます
結論:『帰蝶と光秀は無関係。ただの従兄妹』
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