下品ネタですみません・帰蝶と奇妙丸

長篠の戦
武田滅亡のカウントダウン
それを叩き付けたのは、嘗ての奇妙丸、信忠だった
だが、百戦錬磨の武田軍を相手にして、信忠も無事では済まなかった
突出し過ぎ、敵に囲まれたところを辛くも脱出
背後に迫る武田軍残党を払い除け撤退
そして岐阜城へと戻る

「奇妙丸！」
傷だらけの奇妙丸を見て、帰蝶は驚き急いで手当てする
兜を脱がせ、鎧を外し、具足を取り除く
小袖をも脱がせ下帯一枚にさせた奇妙丸の、まだ柔らかさの残るその肌には無数の大小の傷が付いていた
「酷い・・・」
「うっ・・・」
傷に呻く奇妙丸の、その一部に起きた異変に気付く帰蝶
「奇妙丸、じっとしてて・・・」
妙に高揚した顔で帰蝶は奇妙丸のその部分に手を差し伸べた
帰蝶の手がそれに触れた瞬間
「うっ・・・！」
奇妙丸の喉から喘ぎ声にも似た悲鳴が零れた
「い・・・、いけません、母上・・・。あなたがそのようなことをしては・・・」
「だって、放っておけないもの・・・」
「でも・・・、母上・・・」
「じっとしてて・・・。動いちゃダメ・・・」
「あぁ・・・ッ」
奇妙丸の腹が大きく波打った
「は・・・、母上・・・ッ！」
「あぁ・・・！奇妙丸・・・ッ。い、行くわよ・・・」
「だ・・・、ダメです・・・、今は・・・」
「だって、もう限界よ・・・」
帰蝶の手に力が入った
「あぁぁ・・・！はっ、母上・・・ッ！」
「すっ、すごい・・・ッ。こんな奥まで・・・ッ！」
「あッ・・・！も、もう・・・ッ」
「も、もう少し・・・ッ、あぁッ！奇妙丸・・・ッ」
「うっ！」
「ほっ、ほら、すごいわ！奇妙丸！こっ、こんなにドビュって血が・・・！」
「良いから早く止血してください！何で刺さってる矢を力づくで無理矢理抜くんですかッ！」

それが鬼の嫁、帰蝶クォリティ